為替差益を狙うトレード・取引とは [投資 マネー]
「為替差益を狙うトレード・取引とは」
「スワップを狙っていくならある程度の
大きな資金が必要なことは分かった。
じゃあ、為替差益で利益を狙うには
どうしたらいいの?」
為替差益とは
「米ドルー円」「ユーロー円」「ポンドー円」など
通貨の組み合わせ。つまり通貨ペアの
為替の変動によって利益を狙う方法です。
ニュース等で
「株と為替の値動きです。
日経平均株価は○○円、為替は1ドル○○円です。」
といった場面は毎日のように報道されていますので、
なじみの深い通貨は米ドルです。
そしてFXにおいて最も取引しやすい通貨ペアも
この米ドル-円であるといえます。
その理由として、なんといっても
「値動きが乱高下しない」
これに尽きます。
米ドル-円の通貨ペアだと1日単位で見た場合
最大のレンジ(値動きの幅)でせいぜい2~3円程度です。
これが他の通貨、例えばポンドでは
1日で10円前後動くこともザラなんですね。
なので勝つときは大勝、負けるときは大負け
というように射幸性が極めて高く、
こと初心者や経験が浅い頃には精神的にも
資金的にもよろしくないのです。
他にもオーストラリア、ニュージーランド、スイス、中国等々。。。
様々な通貨がありますが、
やはり値動きは米ドル-円が最もマイルドであり、
情報が身近にあることも推奨する要因です。
「じゃあその米ドル-円で取引するとして
資金はどれくらい必要なの?」
もちろんあるに越したことはないのですが、
FXの世界ではレバレッジと呼ばれる要素があるために
小額からでも実践できます。
レバレッジ=倍率
のことで、
・1万円でレバレッジ100=100万円分の取引
・10万円でレバレッジ10=100万円分の取引
が可能となり、
1ドル100円の時点で1万ドル買ったとしたら
・1ドル101円=1万円分の利益
・1ドル99円=1万円分の損失
という取引が成立します。
一時よりはレバレッジの上限が法改正により
大幅に下がってはいますが、
このレバレッジによって実際の資金額よりも
大きな取引が可能となってくるのです。
ただし、
・1万円でレバレッジ100=100万円分の取引
で取引していた場合1ドル99円になった時点で
1万円分の損失が発生しますので先の記事でもとりあげたとおり
その時点で強制的に決済が入り1万円没収となり、取引終了となってしまいます。
その前に追加で資金を投入すればいいのですが、
その強制決済を避けるために注文を出す際に
・買った額より25銭下がったら手じまい(決済)
という便利な取引注文を出すこともできますので、
没収前に未然に防ぐこともできるのです。
この方法をうまくつかうことによって
上手に差益を狙っていくのが必須の条件となるでしょう。
実際のトレード・取引とは [投資 マネー]
[実際のトレード・取引とは]
「理屈は分かったけどじゃあ実際には
どのようにして利益をねらっていけばいいの?」
ということですが、
FX(外国為替証拠金取引)の場合
先の記事でも取り上げたように
1.為替差益
2.スワップポイント(金利)
を利用した2種類の取引方法で
利益を狙っていくことになります。
まず、デイトレード(1日単位での取引・決済)
での取引方法とその考え方について。
為替差益とスワップは密接に関係しており、
スワップを軸として毎日の取引で数百円から
1千円レベルを積み重ねていくわけですが、
常に為替差益も関係してきます。
例えば。。。
・準備資金10万円
・1ドル=100円 時点で
・1万ドル(日本円で100万円分)
ドルを購入したとします。
(資金10万円でなんで100万円分買えるの?
というのは
=証拠金=及び=レバレッジ=
というシステムがあるために取引可能なのです。)
・1日あたりのスワップ=300円(金利0.03%)
・1月あたり30日×300円=9000円
・1年あたり12ヶ月×9000円=108000円
となり、1年で10万と8千円の利益となります。
「これなら結構な利益じゃないか。
よし銀行預金を引き上げてこっちにするか!」
と思った方。FXはそうは単純ではないのです。
先にも申し上げた通り
「為替差益」
の概念が存在するのです。
為替の変動が存在するためにいわゆる
・含み益
・含み損
という要素が発生します。
1ドル100円の時点で購入したので
・1ドル99円=1万円の含み損
が発生します。
この時点で決済すれば含み損ではなく
実際の損ということです。
「じゃあ1ドル100円以上になるまで決済しなければ
問題ないのでは?」
と思われがちでしょうが、そのあたりがFXの本質と
なってくる難しい部分です。
ではその1ドル100円どころか98円、95円と
徐々に下がっていき90円、85円と
なってしまったらどうでしょう。
当然怖くて売却なんてできなくなってしまうのです。
事実元手が10万円でしたから
1ドル=90円の時点で資金が底を突いてしまう
という状況になってしまいますので、その時点で
追加資金を入れない限り強制的に手終い(決済)となり
取引終了となります。
(このタイミングは各FX会社の規定によります。)
スワップは「通貨を持ち続ける」
ことで金利の恩恵を得られる性質なので
為替差益分の損失に耐えうる
(最大ドローダウンといいます。)
潤沢な資金が必要となる場合が多いのです。
なので、デイトレードにおけるFXの難易度としては
・スワップポイント>為替差益(比較的低資金でも取引できる)
という図式になると思っています。
初めてのFX ~FXっていったい何?~ [投資 マネー]
[初めてのFX ~FXっていったい何?~]
「老後や今後のためにも貯めたお金を運用して
いかないとなー。投資には株式や金とか。。。あ、あとFXとかもあったな。。。
でもFXってどういった投資なんだろう。。。」
投資は興味あるけどいざ考えてみると様々な種類があり、
その中でも英字2文字で表記される「FX」。
聞いたことはあるが、どういった存在なのかそもそもよくわからない。。。
そのような思いを抱く方も多いはずです。
まずFXとは、和訳すると
「外国為替証拠金取引」
という意味になり、
ますますわかんなくなった。。。
という声が今にも聞こえてきそうな漢字の羅列ですが、(笑
要するに外国為替、つまりはドルやユーロといった
外国の通貨を使い(日本円も含まれます)
日々の為替レートによる差額を利用して利益を狙っていく
投資手法になります。
まずこれが基本のFXによる利益の出し方になります。
「通貨の転売」
とでも言いましょうか、例えばドルという商品を
日本円で購入したとします。
購入した時点の金額が1ドル=80円
だったとして、10日後に1ドル=100円
になればその時点で購入した1ドルを売却すれば
手元には100円入り、結果
●80円で買ったドルが100円になって戻ってきた
ことになり、20円の利益が発生します。
もちろん100ドル購入すれば2000円の利益
1000ドルならば20000円の利益が
発生することになります。
これの繰り返しです。
ユーロや豪ドルなんかでも同じように通貨の組み合わせ
によって
差額を狙うことで利益を発生させることができます。
(通貨ペアといいます。)
●安く商品(通貨)を買い、高く売りぬく
巷のスーパーや商店でやっていることと本質的には
なんら変わらない活動であるといえますね。
更にFXでは上記の為替差益を狙う方法と共にもうひとつ
「スワップポイント」
という利益の狙い方もあります。
金利差をねらう方法で、コチラのほうが上記の為替差益を
狙った方法に比べて比較的穏やかなものになりますが、
各国の設定されている金利のパーセンテージの
差を利用して利益を狙っていくことになります。
日本円が1%の金利
アメリカが3%の金利
となっている場合当然日本円で持っているよりも
ドルで持っていたほうが2%分金利が高くつきますよね
同じ価値の通貨でも円かドルのどちらかを持っているかによって
単純に金利が2%も違ってくる。
100万円預けていれば
円=1年で1万円
ドル=1年で3万円
となり、2万円の差益が生じるわけですね。
ここを狙うのがスワップポイントという手法になります。
FXでは大別してこの2種類の手法で取引していく
という事になります。